こう思っている人もいるんじゃないでしょうか?
今回は、一昔の歌舞伎町ホストの歴史についてです。
実際のところ、ネオホス時代の人間なので昔のホストの実情は分かりませんが、幸運にも年配の元ホストの人から話を聞いたことがあります。
それを聞くと今のホスト業界が余りにも恵まれすぎていい時代なんだなと感じます。
もはや、北斗の拳のヒャッハーの時代ですw
そんな昔のホストの歴史が気になりませんか?
これを読んでホスト通になってドヤりましょうw
ホストクラブの歴史
そもそもホストクラブはどのようにして生まれたんでしょうか?
まずはそこから辿ってきた歴史について見ていきましょう。
戦後の東京復興計画で歓楽街として「歌舞伎町」が誕生する
歌舞伎町が出来るキッカケになったのは1945年の戦争の大空襲によって焼け野原になった街を復旧させるのが目的だったんですよね。
歌舞伎町って、危ない街のように感じている人も多いと思いますが、元々は危ないどころかエリートの街だったんですよね。
元々は学校があり、その周りに軍人や大臣の邸宅があることもあり、上品な街でした。
今後さらに都市化して上品な街になるはずだったんですが、そんな中で大空襲ですよ。
それで流れが変わったんですよね。
復興させるために歓楽街を作って盛り上げる計画を立てました。
今の話をまとめるとこんな感じです。
- 元々は上品な街だった
- 1945年大空襲で焼け野原に復興計画として歓楽街を作る
こうして、今も知っている日本一の歓楽街が出来ていくんです。
これを知っている人ってあんまりいないんじゃないでしょうか?
まず、歌舞伎町が戦争の被害に遭っているいるなんてビックリですよね?
今から70年ほど前ですよ?
結構最近のことですよね。
そして、作られてから映画館やキャバレーなど飲み屋街が密集する歓楽街としてみんなも知っている現代の歌舞伎町になっていきました。
女性経営者が増えてきて女性用クラブができる
そして、戦後には高度経済成長によって、女性経営者が増えてきました。
ここで、ついにホストクラブが生まれてくるんですよ。
女性がお金を持ち始めたことによって、娯楽が全くなかった女性のニーズに応える為に生まれたのがホストクラブです。
このころは東京オリンピックが開催された1964年です。
最初はホストクラブという名前ではなく、『女性用クラブ』などと言われていたんですよね。
まあ、実質ホストみたいな感じではありますけど。
1965年に東京駅にて、「ナイト東京」がオープン
最初のホストクラブが東京に出来たのは1965年、東京駅八重洲口前にオープンした『ナイト東京』です。
ただ、今のホストクラブと違ってクラブに近いです。
フロアには休憩できるソファがあって、そこでダンサーにチップを支払うことで一緒にお酒を飲んだり会話をして楽しめることができたりするという感じです。
ですが、東京の初めてのホストクラブは『ナイト東京』と言われています。
今のホストクラブは「クラブ愛」によって形になった
ここが、今のホストクラブを作ったと言ってもいいところです。
現在のホストクラブの形になったのは、1971年に出来た『クラブ愛』です。
名前ぐらいは聞いたことがある人も多いんじゃないでしょうか?
この『クラブ愛』がホストクラブに与えた恩恵は大きいです。
クラブ愛ができる前のホストクラブの実情はこうです。
ホストクラブはそもそも全然なくて数軒くらいしかなかったんですよ。
しかも、基本給という存在もなくて、お客さんからチップや指名料のみです。
基本給ないってヤバくないですか?w
つまり、人気がないとタダ働きですw
以前書いた『売れないホストの金銭事情』という記事がありますが、それに比べたら可愛いものですよw
しかもですよ?
『場代』としてお店に毎週2千円を支払わないと解雇されるルールがあったようです。
それだと、最低限食べてもいけないですよね。
そこであまりにも厳しい現状を変えるたのがホスト愛です。
その後今のように、最低保証給もちゃんとあって、シャンパンコールもあるホストクラブが出来上がっていきます。
- 元々は上品な街だった
- 1945年大空襲で焼け野原に
- 復興計画として歓楽街を作る
- 高度経済成長で女社長が増える
- 1965年ごろ、女性専用の接客業が始まる
- 『クラブ愛』が現在のホストクラブの形を作る
ホストクラブの最盛期
ホストクラブの最盛期はバブル時代と言われている86~91年と言われています。
現在のホストの方が売り上げ的には上なんですが、バブル時代の方がバブリーだったらしいです。
昔はお客さんから高級マンションや高級車、とんでもない大量の札束などをプレゼントとして貰っていたらしいです。
しかも現金払いです。
ハッキリ言って、今のホスト業界ではありえません。
高級マンションって、、、しかも売掛してないの?
いくら今のホストの年間売り上げが3億を超えているとしても、僕的には昔の方がバブリーなイメージがありますね。
現在のホストはハッキリ言って、バブリー感が感じられません。
ホストブーム時代
先ほどホストの全盛期はバブル時代の86~91年とありましたが、首を傾げた人もいると思います。
実際僕も、ホストの全盛期ってそこなの?
と思いました。
なぜかというと、ホストの全盛期は2005年あたりだと思っていたからです。
おそらく皆もこのあたりが全盛期だと思っている人が多いんじゃないでしょうか?
理由は、テレビなどでよくホストを取り上げていたからですよね?
2005年あたりというと、城崎仁さんや、楓十座さん、陽性さんが有名ですよね。
ホストブームと言われていた時代です。
これは確かにホストブームだったんですが、景気的にはバブルも弾けてるんで、不景気ではあるんですよね。
そして、このころはテレビ等のメディアが発展していっている時期でもあります。
だから、見る機会も増えてホストブームを感じたのでしょう。
それで言ったら、今のホストクラブもSNSの発展によりより多くのホストを見ることが出来ました。
ローランドさんとかもSNSから有名になっていった人ですからね。
つまり、2005年はホストブームではあるけど、それはメディアにとっての派手な露出で錯覚させているとも言えます。
経済的にはバブル時代の1980年代の方がいいし、ホストの全盛期と言えるんじゃないでしょうか?
露出よって知名度が上がり、一般の人も遊びに行くようになったという意味では2005年はホストブームかなと思います。
ですので、
- 稼いでいる額が多いのは1980年代
- 気軽に行ける雰囲気になりホストに行く人口が増えたのがホストブームの2005年
現代のネオホス時代
そして、現代のホストといえばネオホス時代ですよね。
ネオホストとは、簡単に言えばラフなホストと思ってもらっていいです。
スーツを着てピシッとするのがホスト像でしたが、ネオホスはパーカーなどの大学生が着るような格好で働きます。
なんでこのようなスタイルになったかというと、日本は大不況に突入し、ホスト遊びをする人が激減していきました。
経済的にも遊べなくなってきたので、来やすくするために料金設定を安くしたり、ラフな格好やラフな接客にシフトチェンジしていきました。
傍から見てもホストっぽく見えないような見た目は一般のお客さんに好まれています。
まとめ
このように歌舞伎町のホストは60年の時を経てきました。
最初はクラブに近かったんですよね。
ホストに会いに行くんじゃなくて、ダンスをするために行くという娯楽から始まりました。
そんな感じのスタートから今ではホストの為に借金をしてまで通う人たちも出てきました。
こうも変化が起きているのは興味深いですよね。