皆さん、売れっ子って好きですよね?
キラキラしてるし、お金も持っていて、人気者。誰だって憧れる存在です。どんな世界にも売れっ子は存在していて最終的に目指すゴールです。
しかし、そんなキラキラしている売れっ子はどうやって売れっ子になったんでしょうね?
そこのところを深く考えないと、憧れが蔑みの目に変わるかもしれませんね。
売れっ子ホストになれたのは何故?
さて、本題に入っていきましょう。
売れっ子ホストになれた理由って何なんでしょうね?
カッコいいから?それとも面白いから?それとも運がよかったから?
それら全ての理由が当てはまったから売れたのでしょうか?
売れた理由は色々あるとは思いますが、売れっ子ホストと言われる条件は1つです。それは常に売上を上げることです。
このホストの世界は売上が全ての世界。どんなにつまらなくても、どんなにブサイクでも売上を一番上げればその人が1番の売れっ子ホストです。
つまり、売れっ子ホストになれたのは売上をずっと上げてきたからです。単純ですがこれが売れっ子になれた理由です。
売上を上げるには犠牲者が必要
ここからがこの記事の核心です。売り上げをずっと上げてきたから売れっ子ホストになれたと言いましたよね?
そりゃそうですよね。売れっ子なんだから売上を上げないといけないのは当然です。では、その売り上げは誰が上げたのでしょう?
そう、客です。通ってくれる客が売上を上げてくれるのです。これはどこの業界でも同じです。しかし、他の業界とは違うところがホストの業界にはあります。
それは、1人あたりが負担する客の支払額が異常に高いという事です。ホストに通った人は分かると思いますが、異次元に高いですよね?
1万、2万なんてホストで飲もうと思ったらはした金。最低でも10万は持っていないと安心して飲めないという人もいるんじゃないでしょうか?
というか、担当の売上の為に毎月100万円以上使わないといけないと、使命感がある人も少なくないと思います。
売れっ子ホストになるには犠牲者が必要なんですよ。月に100万円以上をコンスタントに使える客が必要なんです。何で犠牲者という言葉を使ったかというと、月々100万円以上の支払いを強要され、好きでもないのに好きかのように振舞われ、その癖、他の客や全くお金を使わない女性の元へ行くという行為が続くからです。
お前が1番と言っておきながら、いざ、稼げなくなってお店でお金が使えなくなったらすぐに捨てられます。これが犠牲者と言わずして何というのでしょうか?
犠牲者、または使い捨ての道具です。
売れっ子になれたのはたくさんの犠牲者を出したから
売れっ子ホストになれたのはたくさんの犠牲者を出したからなんですよね。もちろん、中には自分は犠牲者なんて出していない。自分は犠牲者じゃないって人もいるとは思います。色んな人がいますからね。無理させない営業をして成りあがった人もいるにはいるんでしょう。
とはいえ、これだけ情報が出る社会です。掲示板やSNSやニュースを見れば薄々は感じ取れるんじゃないでしょうか?ホストにハマって、犠牲者となった人たちの多さに。実際、このブログを書きだして1年以上が立ちますが、数多くのホス狂いから共感の声が届いています。
何を言おうが、犠牲者はたくさん存在します。というか、そりゃそうですよね。1度の来店で席料だけで2万円前後取られて、普通に飲めば5万円取られます。そこに、指名しているホストから煽られれば10万、20万円とかかりますからね。
昼職の給料じゃ飲めませんよ。夜の仕事をしないと厳しいでしょう。今の時代は夜の仕事をしてもそんなに稼ぐことも出来ないですけどね。
そんな状態でも、ホストからしたら関係ありません。彼らもホストをしている以上、稼がないといけませんからね。給料20万、30万とか求めていませんよ。
給料、100万、200万。なんなら給料1000万円を求めています。当然です。ホストなんですから。短い間しかホストは出来ないですし、ホストをやるくらいですから、サラリーマンや、肉体労働は絶対にやりたくないはずです。
そうなると何を思うと思いますか?
『相手の人生なんて知らねぇ。この短いホスト人生の中で、稼げるだけ稼いでやる。本営だって、結婚営業だって何だってやってやる。俺は一生分をこのホストでかせいでやる!』
こう思うホストが多いと思いますよ。だからこそ、ホストは本営ばっかりですし、出稼ぎしてホストに貢いでいる人がいるんです。
ホストに行ったことがある人なら分かると思います。高額のボトルを卸している人ほど、指名ホストの接客が手抜きというか、彼氏彼女感があることに。
あれはどう見ても本営ですよね。そして、別の日には違う人が高級ボトルを卸して、彼氏彼女感がある。
たくさん本営しているって思ったりしませんか?
つまり、そういうことです。
結局ホストの1番にはなれません。なぜならお金を稼ぐために本営をしているだけであって、本気じゃないからです。
そして、このことに文句を言ったらめんどくさいと切り捨てられて終わりです。結局ほとんどの人は犠牲者として存在するんですよね。ただ、皮肉なことに犠牲者を出し続けて売上を上げ続けたホストが売れっ子ホストと言われて、良い思いをしつづけるんです。
まとめ
客はホストの犠牲者でしかない。
そして、犠牲者を出し続けていけるホストが売れっ子ホストとなり、良い思いをする。