掛けでいいから飲み来てよって言われたんだけど?
よくこんなことをホストから言われませんか?
ホストに通いだしたばかりの頃だとあまり言われないかもしれませんが、ホストに慣れたりするとよく言われることになると思います。
結論から言うと、今のホスト業界は売掛金で売り上げを上げることがスタンダート化しています。
昔では売掛金で売り上げを上げるのは恥ずかしいみたいな風潮があったみたいですが、時代は変わってきてるんですね。
今回の記事はそんな売掛金ホストの実態についてです。
売掛金とは?(カケ)

そもそも売掛金とは何なんだろうと思っているかもしれないので説明します。
売掛金とは、お店で発生した料金をその場では払わずに後日払うというシステムです。
つまりクレジットカードみたいなもので、後からお金を払えばいいということです。
基本的にはホストの売掛金は、売掛した月の来月の5日までに払えばいいというルールが多いです。
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売掛金ホストとは?
最近は売掛金ホストが増えました。
時代の流れ的にはこうなるのは分かっていましたが、それでも多いですね。
売掛をするのが当たり前の時代になりました。
その前に売掛金ホストとはなんだ?と思っているかもしれませんがそのままの意味です。
売掛金ホストとは、売掛をして売り上げを上げるホストのことです。
本来は現金だけで売り上げを上げたほうがリスクはないのですが、お客さんの懐事情もけっしてよくはないので、毎回現金払いで売り上げを上げるのは難しいです。
ですので、売掛というシステムを利用して売り上げを上げるのです。
売掛金ホストの実態
そんな売掛金ホストの実態ですが、実際はかなり厳しいみたいですね。
何が厳しいかというとお金の部分です。
売掛というのは後払いなので、当然手元にすぐにはお金は入ってきません。
入金をしてもらうのを待つわけですが、これが簡単には回収できない場合があります。
ホストで売掛をする場合は、契約書などに記入しなくても、伝票にサインをすれば簡単にできます。
ですので、お客さんがお金を払わずに飛んで逃げる人がいるんです。
つまり飲み逃げされるわけですからその分のお金をホストが立て替えなければいけません。
ホスト業界ではこういうことが頻繁にあるんですよね。
しかも、ホストの会計は居酒屋の10倍は行くので数万~数百万の金額です。
飛ばれたら溜まったもんじゃありませんよね。
でも、よくこれが起こる世界なんです。
実際思っているより稼げていない
こういう飛ばれるリスクがあるため、売り上げを上げても実際に貰える給料は低かったりします。
だから月に何百万の売り上げを上げたとしても、本当に稼げているかは怪しいものです。
ホストにはプライドが高い人が多いので、仮に飛ばれたとしても、ちゃんと回収したと言って見栄を張る人がいます。
本当に回収したのかはわからないので、新人たちはわからないんですよね。
実は給料がマイナスなんてこともありますからね。
割と売れっ子ホストでも売掛金ホストだった場合は貧乏だったりしますからね。

売掛金ホストにありがちなのはプライドが高いこと


なんで給料が減るリスクがあるのに売掛をするの?
普通に考えて給料が減るリスクを考えたら売掛なんて中々出来るもんじゃないですよね?
稼ぎに来たのに、稼げないんじゃ何しに来たのか分かりませんもんね。
でも稼げている稼げていないに関わらず、売掛金ホストが多いのは事実です。
ではなぜ売掛をするのか?
それは、プライドが高いからなんですよね。
売掛をするホストというのは、プライドが高いんですよ。
なぜ現金がないお客さんから、ないお金を無理やり作り出す行為をするのか?
それはナンバーを守りたかったり、売り上げを上げたいからです。
要は自分の立ち位置を守りたい為に売掛をさせるんですよね。
売掛してまでプライドを守りたいのかツッコミをいれたいと思いますが、ホストはこういうもんだと思っていたほうがいいですね。
ホストを理解しようとしても難しいものです。
ホストだって売掛はなるべくしたくはありませんからね。
でも、ホストは立ち位置が大事なので売掛をしちゃうんですよね。
現金だけで売り上げを上げるホストって絶滅危惧なんじゃないでしょうか。
まとめ
現代のホスト業界は売掛金ホストで溢れています。
こんな経済社会が縮小した世界なんで現金を持っている人が少ないのが原因なんですけどね。
それでも売り上げを上げるために売掛をすることが多くなっていて、ホスト自身が苦しいのが今のホストの現状ですね。
ホストは大変です。
